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2016/11/03

習慣を変えるには:行動を変えるだけではダメな理由

さて、予告通り、
習慣についてのお話です。

特に、
望ましくない、
できるなら変えたい、
習慣について、ですね。

そんな習慣、
あなたは、お持ちですか?

・食べ過ぎてしまう
・飲み過ぎてしまう
・夜更かししてしまう
・だらだらテレビをみてしまう
・ゲームをはじめたら止まらない
・お金の無駄遣いをしてしまう
・誘われたら断れない
・いつも夫婦ケンカをしてしまう
などなど。

いずれも、
目に見える行動なのですが、
その行動だけを、変えようとしても
なかなか、簡単にはいきません。

その行動を引き起こしている、
「何か」が、続いているなら、
またその行動が
起きてしまうからです。

その「何か」とは、
なんでしょうか?

それに答える一つの方法は、
ヒトの持つ機能、
ヒトに「できること」を
たった4つに、
整理してみることです。

その4つとは、
・動く
・感じる
・考える
・信じる の4つです。

むりやり?(苦笑)
でも、かなり便利ですよ。

習慣という行動は、もちろん
「動く」に入るのですが、
それ以外に、
何を感じ、
何を考え、
何を信じて、
その行動をとっているのか
それもセットで、
検討してみる、
ということですね。

例として、
アルコール依存の場合は
どうなるでしょうか。

「信じる」
・自分はろくでなしだ
・生きる価値なんかない
・だれも助けてくれない
・私は一人だ

「考える」
・肝機能が悪化しても飲酒で死ぬことはない
・現に私は生きている
・飲酒で他人に迷惑をかけてはいない
・そんなにすさんではいない

「感じる」
・飲酒したときだけホッとする
・落ち込んだ気分が少し晴れる
・量が減ると手が震えて不快だ

連日の飲酒、という行動の背景に、
これだけの「セット」があれば、
確かに、お酒を取り上げただけでは、
また自販機へ
ビールを買いにいくわけです。

その「セット」について
少し補足をします。

「信じる」は、
信念や、人生観、宗教観などに
表現されます。
事実をつきつけて
変化させることは難しい、
スピリチュアルな領域ですね。

一方、「考える」は、
知的な情報の領域です。
ある程度、正確な知識の獲得で
変化の余地はあります。

「感じる」は、
五感や感情のエネルギーが主役です。
これは、上述の2つの領域が
影響を与えつつも、
独立した領域です。

「動く」は、
物理的、身体的な領域です。
上述の3つの領域が、
最終的に目に見える世界に
結実した、とも言えます。

あなたの習慣は、どうですか?
あなたは、
何を信じて、
何を考え、
何を感じながら、
その行動をとっていますか?

習慣を変えたいと思ったとき、
まずは、

Do:
習慣の、
信じる、考える、感じる、動く、
それぞれの側面に注目する。

Don’t:
習慣の、
動く(行動)、
その側面だけに注目する。

いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、
ぜひ一度、お問い合わせください。