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2017/09/26

療養のための「食べる瞑想」①:読者の方の体験のシェア


さて、今回は、
読者の方からのメールを
まずは、
ご紹介したいと思います。
(仮名:Aさん)
(Aさん、掲載了承済み)
(段落を区切った以外は、
原文ママ)

第72号から6回続いた、
精神栄養学の話題の、
全体を踏まえた、ご意見です。

小椋としては、よくぞ、
言ってくださいましたと、
感激しつつ拝読しました。

・・・

最近連載されている 乳酸菌の話を読んで、 私の深刻なうつの改善に役立った話を シェアしたいと思い メールさせて頂きました。

私が今学んでいる生き方の中で 紹介されている方法です。 それは 「食べ物から光を受け取る」 というものです。
食べ物は 野菜であれ肉であれ、 元々生きていたものです。 その肉や野菜の命に 思いを馳せ、 感謝して「いただきます」を言う。
食事の時は 本やスマホに触らず、 食事に心を向けて食べる。 これ、 意識しただけでも変わります。 食事の後の満足感が増えたり、 精神的にも安定します。

更にこのやり方に加えて お伝えしたいのが、 今回のメルマガでも取り上げられていた 発酵食品です。
発酵食品は、 私の学んでいる教えによると 「発光食品」。 光溢れる食べ物です。 なので 発酵食品を積極的に取り入れたら それだけで より多くの光を 受け取る事ができるんです。
微生物は 人の気持ちにとても敏感で、 自分達に気持ちが向いていないと そっぽを向いてしまいます。 けれども きちんと心を向け、 感謝して頂いたら 必ず応えてくれます。 腸内フローラを構成するのも 微生物です。

栄養素ももちろん大切ですが、 こうして気持ちを向けるのも 何らかの良い影響があると思います。
メルマガの中で紹介されるかどうかや タイミングなどは 先生にお任せします。
まずは一度試してみて下さい。

・・・

いかが…でしょうか?

食べ物から光を受け取る
食事に心を向けて食べる
発光食品

・・・

食べ物への向き合い方としては、
小椋自身も、かなり似ています。

だから、すごーく
Aさんがおっしゃること、
わかります。

ただ、
Aさんほど、
徹底できていませんでした…

小椋自身も、
Aさんのように、
(ただ、Aさんとは別の)
「生き方の教え」を
学んでいる最中ですが、

自分の修行の観点からも、
反省して、
気持ちを入れ替えようと
思いましたね。

・・・

さて、ここで
終わってしまうと、

!(そうだよね)という方と
?(なんのこと)という方に、

二分されてしまうでしょう。

?の方が、多いか…(苦笑)

でも、
?で終わらせるには、
あまりにももったいない、
大切なことが、

Aさんのお話には、
つまっています。

なんとか、難しくならずに、
日々の療養生活に
具体的に活かせるように、

ポイントを抽出したいと思います。

・・・

二つ、あります。

一つは、
食べる瞑想」。

もう一つは、
見えないものとの交流」。

・・・

食べる瞑想とは、

マインドフルネス瞑想の
重要な一部を成しています。

そもそも、
マインドフルネス瞑想の導入である、

レーズンを、
味わいつつゆっくり食べるという
レーズンエクササイズが、
まさに、
食べる瞑想、です。

食べるという行為、
それを通じて味わえる
さまざまな感覚に集中する。

ITの巨人、グーグルは、
独特の企業文化で知られていますが、

社員向けの
マインドフルネス瞑想のコースがあって、
多くの社員が
食べる瞑想を実践しているそうです。

Aさんのお話は、まさに、
この、食べる瞑想、そのもの。

・・・

ただし、Aさんのお話は、
そのレベルで、
とどまりません。

食べ物から、
光を受け取る。

これ、
どいういうことでしょうか?

以下は、
Aさんのお話の、
小椋なりの解釈です。

食べ物は、

食材
=いのちのうち、カタチのある部分


=いのちのうち、カタチのない部分

から構成されていて、

訓練ができている人は、
食べる、という行為を通じて、

食材、だけでなく、
光をも、受け取ることができる。

・・・

むむむ…、

カタチのないもの、
見えないもの、

それらに対する感受性を
鍛えていない方には、

ついて来にくい
議論かもしれませんね。

でも、
よく考えて見てください。

PSMの我々が、
苦しんでいるのは、
まさに、

カタチのない、
見えない、
ココロの世界、

そこでの苦しみが、
多いですよね。

だから、
PSMとして、
より自由になっていこうとするとき、

見えないものとの交流、
このテーマは、
避けて通ることが、
できません。

この文脈で整理すると、
PSMの方は、

見えないものへの感受性を持ちつつ、
それをコントロールするだけの
スキルが不足しているため、
見えないものに
振り回されている、

と言えます。

だから、
Aさんのお話は、
Aさんなりの、
そのテーマへの、
取り組みになっているのです。

だから、うつが
なくなったのです。

さて、
食生活の改善に取り組む時、

Do:
何を食べるか、
だけでなく
食べるという行為それ自体や、
食べるときのこころの持ち方にも、
注意を向ける。

Don’t:
食べる内容にだけ、
注意を集中してしまう。

さて、今回は、
Aさんのメールのシェアでした。

Aさん、貴重の体験のシェア、
ありがとうございました。

精神栄養学の話題は、
今回で、おしまいです。

次回以降は、
Aさんの体験から抽出できる
2つのポイントについて、
扱っていく予定です。

まず、次回は、
「食べる瞑想」について
もっと具体的に
ご紹介します。

その後は、
「見えないものとの交流」
のテーマを扱います。

いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、
ぜひ一度、お問い合わせください。