やる気が出なくても、やるべきことができる方法
やりたいことがある、
あるいは、
やらないといけないことがある…
なのに、
やる気が出ない…
先生、
なんとかしてください…
すごーく、よく、
相談されます。
対策は、
まずは、二つ。
①:やる気が出るまで待つ
②:やる気が出る工夫をする
①は、
特に、うつの場合、
その回復を待つしかない、
そんな状況、多いです。
だから、努力の方向は、
やる気を出す、ではなく、
うつの回復を早める、
という方向になります。
②は、
いろいろ、あります。
やる気、それ自体は、
なくはないが、
「出ない」場合。
出るのを、邪魔している
その何かを、除去する。
それは、
外部の環境の場合もあるし、
自分の中の、
何かの「ロック」かもしれない。
はたまた、
やる気自体が、
どうにも、希薄…
この場合、
てっとり早いのは、
誰かに、あるいは、
何かから、
やる気をもらう。
よく見ますよね、
スポーツなどの観戦客が、
「元気をもらいました!」
とインタビューに答える場面…
アレです。
さて、
この①と②は、
まあ、ふつうの対策です。
今日、ご紹介するのは、
まったく別の対策。
・・・
③:やる気とは無関係に、
やるべきことができる、
そんな状態を達成する、
という解決策。
これ、どいういうこと?
やる気は、
あってもなくてもよい。
淡々と、やれる。
①や②は、
出てきたやる気が、
また、なくなると、
また、できなくなります。
③は、
それが、ない。
すごい…ですよね。
・・・
これ、
何が起きているのでしょうか?
①や②は、
やる気というものを、
前提にしています。
やる気って、何?
ある種の感情のエネルギーと
言っていいでしょう。
感情リテラシー的に言うと、
ワクワクか、
嫌悪、でしょうか。
※感情リテラシーについては、こちら↓
うつ病の治し方:感情リテラシー入門②〜イヤイヤとワクワク編
やるべきことが、
達成できた状態が、
いまより、ワクワクするか、
いまより、不快がマシになるか。
③には、
このエネルギーが必要ない。
では、③は、
何のエネルギーを
使っているのか?
マンダラチャート的に言うと、
「信じる」のエネルギー、
となります。
※マンダラチャートについては、こちら↓
習慣を変えるには:マンダラチャートを活用しよう
何かを強く信じていると、
やる気があろうが、
なかろうが、関係なく、
淡々と、
「動く」ことができる。
そして、それが、
習慣になる。
(一層、淡々とできる)
(そのよい循環が延々と続く)
・・・
むむむ…すごい…
確かに、わかりますよね、
理屈では、あり得る…と。
でも、このよい循環って、
どうやって、
始めたらよいのでしょうか?
・・・
自分を、一軒の家、
とイメージして下さい。
発電所から送電されてくる、
「やる気」エネルギーが、
自宅の蓄電池に貯められている。
それを上手に使って、
24時間、
「やる気」をまかなっている。
でも、
すごく、不安定。
時々、自宅が真っ暗になる。
何も、できなくなる…
どうしたら、
「やる気」を
受電・蓄電できるか…
そればかりを考えている。
(つまり、①と②)
この時、
どんなに真っ暗でも、
「常夜灯」が、
細々とでも、
ともっている。
「やる気」エネルギーとは、
まったく別のところから、
送られてくるエネルギーで、
ともっている。
この感覚を、
真っ暗の中でも、
練習し続けること。
それが、③に至る、
最初の一歩でしょう。
・・・
具体的には、
どんなにやる気がなくても、
どんなにからだが動かなくとも、
もういいやと、
なげやりにならない、
「信じているものがある」
という感覚、
それを捨てない、
それが、常夜灯になります。
それが、
ほとんどねたきりの状態でも、
わずかな行動の変化を
引き起こします。
いつもなら、
空白になる活動記録表に
入床した時間をかき込む、とか…
・・・
さて、
やる気が出なくて
困っている時、
Do:
常夜灯を絶やさない。
Don’t:
真っ暗の中で、
もんもんとし続ける。
いかがでしたでしょうか?
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