2020/03/16
スピリチュアル・リテラシー入門⑦:ペットとの相互作用から学ぼう
さて、今回は
スピリチュアル・リテラシー入門の
7回目です。
前回は、こちら↓
そこでは、SQ21の
No.6「自分が宇宙全体と相互作用していることを知る」
に取り組みました。
ポイントは、
自分という存在が、
より大きな仕組みの中の
一部であると自覚する、
ということでしたね。
小椋と土方巽との関わりを例に、
自分に強い影響を与えている
人物や作品が、
ヒントをくれる場合があると
お伝えしました。
今回は、予告通り、
ペットとの交流も、
そのヒントになることを
見て行きましょう。
・・・
診療でお会いするPSMの方々は、
かなりの割合で、
ペットとの交流が
療養生活に大きな影響を持っている
印象があります。
ペット、という言い方が、
ちょっと浅薄な感じがするぐらいです。
しっくりくる言い回しは、
英語のally(アリー・盟友)、
でしょうね。
困難な時も、
ともに支え合う、
深い絆で結ばれた同士、
という感じでしょうか。
皆さんには、
そんな動物のアリーが
いますか?
・・・
イヌなのか、
ネコなのか、
ハムスターなのか、
インコなのか・・・
ことばも通じず、
からだの作りも生活習慣も
まったく異なる生命体なのに、
何が起きて、
こんなに交流が
できるのでしょうね?
・・・
まず、すごく強い、
いろんな感情の変化が
起きますよね。
例えば、
さみしさが、いやされる。
自分に危害を加えることのない
いのちのぬくもりが
そこにいてくれるだけで
ホッとするわけです。
例えば、
やさしい気持ちになれる。
自分がちゃんと
ケアしないと死んじゃうので、
彼らを守ろうという
気持ちになります。
また、その責任感や
役割を与えてくれるので、
自分の存在価値を
教えてもくれます。
また、例えば、
グチを聞いてくれて、
楽になれる。
多くの方が、
彼らに勝手に
話しかけていると思います。
それを
過剰にうなずくでもなく、
うっとおしそうに
眉をひそめるでもなく、
多分、聞いてくれている、
適度に、流しながら(苦笑)。
そして、例えば、
何かを信じてもいいのかも、
という気分にさせてくれる。
ちゃんと食べるのものをあげると、
喜んで食べてくれます。
手応えが、あるんですね、
人間と違って。
・・・
彼らとの、
このような交流自体は、
多くの方が体験されています。
この交流は、
目下のテーマ、SQ21の
No.6「自分が宇宙全体と相互作用していることを知る」
と関連させるなら、
まさに、自分が、
宇宙全体(の一部としての動物のアリー)と
相互作用している状態です。
さて、ここからが、
ポイントです。
この交流の体験から、
自分と、
動物のアリーと、
その両者を含む、
より大きな仕組みって、
何だろう・・・
それがクリアに
自覚できればできるほど、
SQは、アップします。
それって、
何だと思いますか?
・・・
ここから先は、
一つの正解がある、
という状況ではないです。
が、小椋なりの言い方で、
一例をお伝えしますね。
その、より大きな仕組みって、
結局、
この星の上での、
いのちの営みの有りようだ、
と言えるかと思います。
いのちは、
ひとたび生まれては、
生き延びるために
ひたすら求め、むさぼる一方、
仲間との共存も目指しつつ、
次の世代を残すことにも
エネルギーを割きつつ、
いつか死ぬ。
このコメントの背景には、
医学部時代の、
脊椎動物の原型である
ナメクジウオの研究や、
アフリカツメガエルの
受精卵の遺伝子操作や、
古代からのいろいろな動物の
進化の歴史の比較解剖学的研究や、
臨床医になって以降の、
多くの患者さんの生死に
関わってきた経験が、
含まれています。
・・・
動物のアリーは、
ヘルシー、なんですね。
だから、この、
いのちの営みの有りようを、
わかりやすく目の前で
展開してくれる。
それに、
私たちが巻き込まれる、
ということが、
交流の実情です。
その結果、
私たちがついつい忘れてしまう、
自分たちの中の、
いのちの営みの有りようを
思い出させてくれる、
ということが、
起きるのです。
・・・
人は死んだら
無になるという見方で
苦しんでいて、
SQ21の
No.6「自分が宇宙全体と相互作用していることを知る」
に取り組む時、
Do:
ペット(動物のアリー)との
交流の体験を、
自分と彼ら、その両者を含む
より大きな仕組みを自覚する
きっかけにする。
Don’t:
交流するだけで
満足してしまう。
いかがでしたでしょうか?
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ぜひ一度、お問い合わせください。