感情リテラシーで身体症状が減らせる理由
さて、今回は、
感情についてのお話です。
PSMの方は、
診断を問わず、
おそらく、全員…
自分や、他人の感情について、
その扱いに
困っていると思います。
※PSMについては、こちら↓
精神科医療に振り回されないために:サイコソマティック・マイノリティーという見方
コントロールできずに
爆発してしまう、
というパターン。
あるいは、
爆発させる人との付き合いに
疲れ切っている、
というパターン。
自分の気持ちを、
うまく人に伝えられない、
というパターン。
逆に、相手の気持ちが読めずに
失敗してしまう、
というパターン。
このメルマガでも、
怒りのコントロールや、
許せない、という感情については
扱ってきました。
今回は、
自分の感情なのに、
それが、そもそも、
わからない、
というパターンについてです。
実は、
意外に多いです、
この悩みをお持ちのPSMの方。
そして
共通するのは、
頭痛、胸痛、腹痛や、
吐き気、めまいなど、
からだの症状を
訴えられる場合が多い、
という点です。
偶然でしょうか?
違いますね。
ヒトの4つの機能、
という考え方、
覚えておられますか?
こちら↓
習慣を変えるには:行動を変えるだけではダメな理由
習慣を変えるには:マンダラチャートを活用しよう
「感じる」という機能は、
感情と、感覚に分類できますが、
「感情がわからない」という方は、
感情が苦手で、
感覚に頼っている、
だから、身体症状が多い、
というわけです。
逆に、
感情で「感じる」ことが
できるようになれば、
身体症状が減ることが、
期待できます。
実際、そうなります。
ヒトのメカニズムって、
不思議ですよね。
では、
感情で「感じる」ことが
できるようになるには、
どうすればいい?
身体症状がキツいとき、
それを、
感情の言葉に
「翻訳」できればよい。
どうやって?
身体症状がキツいとき、
それを引き起こす状況と、
その結果、自分がとる行動を、
まず、チェックします。
そして、
状況ー症状ー行動のセットを
確認していきます。
実は、感情も
それを引き起こす状況と、
その結果、自分がとる行動、
そのセットがあるのです。
だから、それを付き合わせて、
「翻訳」すればよい。
すると、
あ、そうか、
自分がこの症状を感じている時、
実は、
〇〇という感情の代わりに、
感じていたんだ、
と分かってきます。
このリハビリを
続けると、
「感じる」という機能を、
感覚だけでなく、
感情でも感じられるように
なっていきます。
この
翻訳のための、
感情の辞書、みたいなもの、
知りたくはありませんか?
実は、それ、
テキストとして、準備中です。
題して、
感情リテラシー入門。
リテラシーとは、
「読み書き」を意味する英語。
だから、感情リテラシーとは、
感情に関する「読み書き」。
自分の感情を、
まずは読み取り、
その上で、表現できる、
そのスキル、ですね。
このスキルは、
感情が「わからない」
という方だけでなく、
最初に挙げた、
感情との付き合い方に
困っている方、
それぞれに
役に立つと思います。
次回までには、
ホームページに
アップできるように
準備しておきます。
さて、
自分の感情がわからなくて
困っている時、
Do:
感情リテラシーに
取り組んでみる。
Don’t:
自分は情緒的ではないから、
仕方ないんだ、
とあきらめる。
感情リテラシーのテキストは、こちら↓
うつ病の治し方:感情リテラシー入門①〜愛と悲しみ編
うつ病の治し方:感情リテラシー入門②〜イヤイヤとワクワク編
うつ病の治し方:感情リテラシー入門③〜希望編
いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、
ぜひ一度、お問い合わせください。