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2018/03/05

マインドフルネスのアプリ:入眠困難の解消に!

さて、今回は、
寝付けないときの対策についてです。

実は、メルマガの第6回で
基本的なことは、既に扱っています。
こちら↓
寝付けませんか?:睡眠衛生の基本をチェックしましょう

今回は、
通院中の患者さんが、
「先生、これ、すごくよかったです」
と紹介してくれた、iphoneのアプリを、
シェアしますね。

・・・

アプリの名前は
Mindfulness Bell
(マインドフルネス・ベル)。

ベル、とは
チベットのシンギング・ボウルのことです。

ご存じですか?

青銅などでできた、
お椀のような仏具で、
いろんな大きさがあります。

バチで叩いたり、こすったりすると
コーン、とか、ボーンとか、
とても独特な音が響きます。

余韻が長く、
澄んではいるが
さまざまなトーンをふくみ、
たゆたうように消え入っていく…。

歴史は古く、
ブッダの頃から、
瞑想や儀式のために、
寺院で用いられていたようです。

現代では、
ヒーリングやセラピーに
いろいろな形で、使われています。

まさに、
マインドフルネスのために
生まれたようなグッズですね。

このアプリは、
その音が
かなりクリアに録音してあり、

一定の間隔で、
自動で慣らしてくれます。
(そして無料!)

教えてくれた患者さんは、
それを、寝る前に使うと、
寝付きがすごくよくなった、と。

小椋もダウンロードして、
やってみました。

確かに、
場の空気が変わりますね。

実は、
ホンモノのシンギング・ボウルを
(それもけっこう、大きい)
小椋も持っていますが、

寝る前に、
それを自分で叩くのは…
どうだろう…、

一回や二回ですむなら、
よいのですが、
何回も、布団から手を出て叩くのは、
逆に起きてしまいそう。

そこを、アプリが、
自分で好きなように設定した間隔で、
鳴らしてくれます。

これは、使える。

なんだか、
チベットの高僧が、
自分は寝ないで、
あなたのために、
子守歌のように、
鳴らしてくれている、
そんな妄想もできそうです。

・・・

ベルが鳴る。

その音に集中する。

今日の出来事や、
明日の心配事…
頭の中にぐるぐる出てくる
いろんな考えごとを、
一旦、おいて…

徐々に減衰する
ベルの音を追う…

消えたか?
まだ、聞こえるか?

夜の静寂が、
一層、鮮やかになる…

たゆたう余韻の揺れに、
自分の脈拍も同期するかのよう。

また、鳴るか?
まだ、まだ、か?

不思議な緊張感の中、

再び、ベルが鳴る。

この緊張感の反動なのか、
なんだか、
こぶしをゆるめるように、
睡眠の波が…
ひたひたと訪れる…。

・・・

ポイントは、
このベルを、
何分間隔にするか、
でしょうね。

考えごとが激しい場合は、
1〜2分か。

それがせわしく感じる場合は、
3〜5分か。

試行錯誤で、
見つけるとよいかと思います。

具体的なアプリの設定は、
編集後記で。

・・・

さて、
いろいろやっても、
寝付きが悪い時、

Do:
スマホのアプリを使ってみる。
※今回紹介したアプリ以外にも
いろいろあります

Don’t:
5分間隔のベルを
10回も聞いてしまう。
※合う、合わないは、
人それぞれです。

<編集後記>
日本語版がなく、
画面が英語表記なのですが、
タイマーみたいな簡単な操作なので、
大丈夫だと思います。

iphoneの「設定」の
「画面表示と明るさ」に入り
・自動ロックを「なし」
・明るさを最小
にする。
※最小にしないと、
バッテリーがもったいない。

同じく「設定」の
「Mindfulness」に入り
「通知」を「通知を許可」にする。

こうしないと、
うまくいかないようです。

いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、
ぜひ一度、お問い合わせください。