2020/03/30
スピリチュアル・リテラシー入門⑨:天空のパノラマ
Photo of the Earth taken from Apollo 8, called Earthrise (1968)
さて、今回もこりずに、
スピリチュアル・リテラシー入門の
9回目です。
前回は、こちら↓
結局、
自分に大きな影響を与えた作品・人物にしても、
ペットにしても、
座右の銘にしても、
自分と異なる存在、
自分を超えた存在と、
いかにコミュニケーションを取るか、
それが、問われているわけです。
その流れの先に、
今回は、
SQ21の中の、
・No.11「宇宙を司る超越的な何ものかを体験する」
について、
一緒に取り組んでみましょう。
このシリーズの5回目に予告した通り、
シンディの本の中の一節を
ご紹介します。
・・・
(月面着陸を果たした後の
ミッチェル宇宙飛行士の述懐)
いちばんの喜びは、
地球への帰路の途上だった。
コックピットの窓には、
2分毎に、
地球、月、そして太陽の順に、
360度の天空のパノラマが
繰り広げられた。
それは力強く、
圧倒するような体験だった。
そしてとっさに、
私は気付いたのだ、
私のからだをつくっている分子や、
この宇宙船をつくっている分子、
そして、仲間の宇宙飛行士の
からだをつくっている分子、
それらはどれも、
太古のむかしの星々の中で、
その原型がつくられ、
そして生み出されたものなのだ、と。
それは、
すべては一つだ、
すべてはつながっている、
という圧倒的な感覚だった。
彼らと私、
ではなく、
それらは、すべて自分だ・・・
それがすべてだ・・・
すべては一つなんだ・・・。
この感覚は恍惚感を伴っていて、
おお、神よ、
つまりはそういうことなんですね・・・
という、
ひらめきであり
啓示だった。
・・・
皆さんは、
このような体験、
されたことが、ありますか?
これに似たような体験なら、
ありますか?
・・・
ミッチェル宇宙飛行士の
この体験は、
クリアな意識状態の中で、
自分と周囲を区別する認識が消失し、
そこに、自分をも周囲をも司る、
自分を超えた存在を感知し、
自分はその存在の一部である、
と悟る体験、と言えます。
・・・
もちろん、
ここに引用した彼の体験だけが
唯一の正解だ、ということは、
全くありません。
古今東西、様々な伝統の中で、
様々なニュアンスで、
人々は体験してきています。
(そもそも、昔は、
宇宙飛行などできないわけですし)
でも、
宇宙空間という、
現在では比較的イメージしやすい
状況での体験なので、
例としては、
わかりやすいと思います。
では、この体験は、
このシリーズをここまで
すすめてきた私たちにとって、
どんな意義があるのでしょうか?
・・・
ある意味、これが、
人は死んだら無になるのか、
という問いへの答えになります。
ミッチェル宇宙飛行士に言わせるなら、
人は死んだら分子にもどるが、
同時に、その分子は、
すべてつながっている、
(その、つながっている何ものかに
戻っていく)
ということです。
人は死んだら
分子に「しか」ならない、
という言い方と、
ずいぶん、違いますね。
・・・
とはいえ、
なかなか、みんなが、
ミッチェル宇宙飛行士のように
体験できるわけでは、
残念ながら、ありません。
私も含めて、多くの方は、
その体験の片鱗を、
日々の生活の中で積み重ねならが、
SQを上げていくしか
ありません。
次回は、
例えば、どんな体験が、
その片鱗になるのか、
一緒に探っていきましょう。
・・・
人は死んだら
無になるという見方で
苦しんでいて、
SQ21の
・No.11「宇宙を司る超越的な何ものかを体験する」
に取り組む時、
Do:
そのような体験は、
人は死んだら無になるという見方を
変えるインパクトがあると知る。
Don’t:
そのような体験は
自分にはできないとあきらめる。
いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、
ぜひ一度、お問い合わせください。