2020/05/25
ムドラー・セラピー入門②:導入編その1(「忍耐」「内的平穏」)
<忍耐>
<内的平穏・合掌(反)>
さて、今回は、
ムドラー・セラピーの
導入編の続き、です。
前回は、こちら↓
今回は、具体的なムドラーを
二つ、ご紹介して、
実際に体験してもらいながら、
導入編を、続けますね。
<忍耐>
※メスコ先生は、
一つ一つのムドラーに、
名前をつけています。
※また、
すべてのムドラーに共通で、
背筋をまっすぐにして
椅子に座ります。
両手の親指と中指の先を
合わせて円をつくる。
他の指は、
外向きにしっかり伸ばす。
両肘を真横に挙げて、
両手を耳の高さで維持する。
手のひらは前を向いている。
ゆったり呼吸しながら、
3分、保持する。
以上
・・・
ぜひ、実際に
やってみて下さいね。
・・・
・・・
・・・
さて、
どんな印象でしたか?
以下、お伝えするのは、
こう、感じるべき、
という正解ではなく、
セラピーがより有効となるような
ヒント、と
ご理解ください。
・・・
まず、こんな姿勢は、
普段、しないですよね。
両肘、保つって、
けっこう、キツいはずです。
ちょっと、気合い、
入りませんか?(苦笑)
これだけで、すでに
自分の注意が、
この型にぐーんと向きます。
この時点で、実は、
セラピーとしての最初の
意義があります。
このムドラーは、
忍耐が不足している状況、
平たく言うと、
イライラしている時、に
効きますね。
まず、
イライラしている状況から、
自分の注意を、
ムドラーに向けることができる。
・・・
さらに、
素朴な意味で、
体のストレッチになっている。
特に、指のストレッチ。
この意義は、
この後に続く回で
説明しますね。
・・・
そして、ストレッチに加えて
何が起きるかと言うと、
不思議な手の型が、あるわけです。
これ、何をやっているのか?
円をつくっている指、
親指と中指が接した点が、
注意の焦点になります。
同時に、他の指は、
アンテナのように
放射状に広がっています。
この不思議な手の型が、
両耳の外に、置かれている。
何が、起きる?
多分、
頭の中にある、
イライラしてやり場のないエネルギーが、
一つの焦点に集まると同時に、
他の不要なエネルギーは、
空間に放出されていく・・・、
(と小椋は感じる)。
ムドラーの型が、
対応する体の部位の、
見えないエネルギーに、
影響を与えている。
で、イライラが
ましになる・・・、
(とよいのですが)。
ムドラーの、
このタイプの効果は、
今後もたくさんでてきますし、
セラピーの大きなポイントなので、
小椋独自で、
名前をつけておきます、
題して、
転移効果、と。
ムドラーがつくった
エネルギーの場が、
体の本体に転移して
効果を発揮する、
という意味ですね。
・・・
さて、今回ご紹介する
もう一つのムドラーです。
<内的平穏>
手首はみぞおちの高さ、
指先は心臓の高さにおいて、
五指をそろえて合掌する、ただし、
左右の手の甲をピッタリ合わせる、
逆の合掌。
このまま、ゆったり、
三回、呼吸する。
その後、掌を返して
通常の合掌にもどす。
このまま、ゆったり、
三回、呼吸する。
その、
合掌(反)と合掌(正)を、
三回、繰り返す。
以上
・・・
・・・
・・・
さて、
どんな印象でしたか?
合掌(反)って、
不思議な味わいだと思います。
これについては、
次回、解説しますね。
また、
メスコ先生のセラピーでは、
多くのムドラーが
紹介されているだけでなく、
不眠に効くムドラーの
「セット」、
恐怖と不安を軽減するムドラーの
「セット」、など、
「セット」も
多数、あります。
それらは、
三つの異なるムドラーを
組み合わせることで、
いわば、
ウォームアップと
クールダウンを兼ねているようです。
セラピーとしては、
丁寧につくられています。
今回の
忍耐と内的平穏のセットは、
このメルマガ独自の
「導入セット」になります。
・・・
今までやってきた
ストレス対処法が
使えず、
ムドラー・セラピーに
取り組む時、
Do:
ムドラー・セラピーの効果として、
注意のコントロール、
指のストレッチ、
転移効果などがあると知る。
Don’t:
見えないエネルギーが
自分には感知できないと
諦める。
<編集後記>
Don'tについて、
補足します。
確かに、
メスコ先生の書籍には、
ヨガの基本的な身体理解に基づいて、
チャクラとか、
(エネルギーのセンターです)
プラーナとか、が
(これこそが、ヨガにおける見えないエネルギーです)
普通に語られています。
また、
五本の指が母指から順に
火、空気、エーテル、土、水、
に対応していて、
それを元に、
ムドラーの効果を説明しています。
でも、
このメルマガで、
チャクラとかプラーナとか
説明を始めると、
誤解のないようにお伝えするには
多分、20回でも足りないです。
なので、
今回のシリーズでは、
その辺りは、
触れないようにしています。
なのですが、
実は、我々、PSMは、
日々、この見えないエネルギーに
やられまくっている、
とは、言えます。
だって、イライラだって、
まさに、見えないエネルギー
じゃないですか?
電磁気計でも
放射能測定器でも、
「見えない」ですよね。
でも、爆発すると
手足を使って
物を壊したりします。
この、
見えないエネルギーと
深くリンクしている、
からだの体験を、
近年では、
subtle body(サトル・ボディ:繊細な身体)
と呼んでいます。
その、サトル・ボディを
言語化した体系が、
人類の文化遺産として残されていて、
その一つが、ヨガの体系であり、
他には、気功の体系があります。
何がお伝えしたいかと言うと、
それらの言語体系を理解していなくとも、
自分に必要な範囲で、
見えないエネルギーと
付き合うことはできる、
ということです。
というより、
付き合えるようにならないと、
見えないエネルギーに
やられまくってしまう、
ということです。
いかがでしたでしょうか?
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