2021/01/04
エナジー・バウンダリー入門⑬:ピラミッドに守られて
さて、今回も、
エナジー・バウンダリーのテーマが
続きます。
前回は、こちら↓
エナジー・バウンダリーを修復する、
5つのステップ、
1:負の感情を手放す
2:過去の意念を手放す
3:新しい意念の設定
4:転んでも起き上がる
5:新しい意念を維持する、
前回は、
4:転んでも起き上がる、
そのために必要なボディワークを
お伝えしました。
今回も、
そのステップに必要な
もう一つのスキルをお伝えします。
・・・
どんなに、
ステップの1から3まで取り組んで、
さらに、4のボディワークを
欠かさずやっても、
特定の人物と接触したり、
特定の状況に置かれたりすると、
自分にダメージを与えるエネルギーが
押し寄せて来て、
アッという間に、
エナジー・バウンダリーが
やられてしまう、という悲しい状況は、
どうしても、あります。
そんな時、
押し寄せてくる負のエネルギーを
その場で跳ね返すことができたら、
どんなにスバラシイだろうと、
思いませんか?
そんな、防御システム、
欲しくありませんか?
それを、今回は
お伝えします。
・・・
説明しやすいように、
あなたが、いつも
苦手にしている人物を
仮に、Aさんとしましょう。
Aさんは、いつも
イライラしていて、
他人のミスを発見すると、
そこまで怒らなくても・・・
というぐらい、怒鳴り散らします。
あなたは、
他の人が怒鳴られているのを
見るだけでも、
ダメージを受けます。
ましてや、自分がミスをした日には、
生きた心地がしません。
Aさんは、こういう人だと
頭では分かっていても、
自分のエナジー・バウンダリーが
凍りついて、
負のエネルギーに直撃されて、
まさに、心肺停止、
という感じになります。
Aさんの、
怒りという感情のエネルギーが
押し寄せてきた時、どうやって、
その場で、跳ね返せばよい?
・・・
まず、
自分のハイヤーセルフと
コンタクトを取ります。
自分のエナジー・バウンダリーが
ダメージを受けている、
まさに、その時、
110番通報する感じですね。
これ、なかなか、
練習が必要ですが、
ちょっとずつ、
できるようになりますよ。
特に、Aさんなど、
いつものパターンが分かっている場合は、
逆に、やりやすいです、
あ、また来たな、という感じです。
そして、ポイントは、
この次です。
・・・
自分にハイヤーセルフが
ついているように、
Aさんにも、
Aさんの、ハイヤーセルフが
ついているんだ、
とイメージする。
多分、Aさん自身は、
そんなこと、知らない。
でも、
自分に、自分のハイヤーセルフが
ついてくれているように、
Aさんにも、
そして、すべての人間に、
多分、ついているんだ・・・、
あなたなら、
そう、イメージできるのです。
自分が、最悪に嫌いな、
Aさん・・・、でも、
そのAさんにも、
(Aさんは知らないが)
ハイヤーセルフが、
いるんだな。
・・・
Aさんが、激怒し、
あなたは、心配停止状態の
その真っ只中で、
あなたは、
自分のハイヤーセルフとつながり、
同時に、
Aさんのハイヤーセルフを
イメージする。
そして、
Aさんの怒りのエネルギーを、
Aさんのハイヤーセルフに
送り返すように、
イメージする。
・・・
激怒しているAさん自身に、
怒りのエネルギーを返そうものなら、
Aさんの火に油を注ぐようなもの。
でも、
Aさんのハイヤーセルフになら、
送り返せるだろう、そして、
受け取ってくれるだろう。
あなたは、こころの中で、
こう、つぶやきます。
Aさんも、
イライラと怒りを
いかにコントロールすべきか、
そんな課題を、きっと抱えて、
この人生を生きている、
それを、どんなタイミングで
どんなふうに導こうか、と
Aさんのハイヤーセルフは
思案しているのだろうな・・・。
その辺りのくわしい事情は、
私が首をつっこむ必要はないが、
この、Aさんの、
怒りのエネルギーは、
私が、引き受ける必要はない、
そうですよね?
だから、一旦、
あなた(Aさんのハイヤーセルフ)が
引き受けておいてくださいよ、
そして、Aさんを、
自分の人生の課題の解決へ向けて、
導いてあげてくださいよ、
よろしくお願いします。
・・・
これは、
Aさんのハイヤーセルフへの
お願い(というか、祈り)、
と言えます。
・・・
この感覚を、
もっと、具体的にイメージできるように、
シンディは、
次のような提案をしています。
立っている自分を中心として、
その自分が
すっぽり入るような大きさの、
透明なピラミッドをイメージします。
自分の頭の上に、
ピラミッドの頂点があり、
そこから、自分の前面に、
大きな屋根のように、
正三角形のピラミッドの斜面が、
自分の足元の、ちょっと先の方まで、
(身長の0.7倍ぐらい)
広がっている。
同じような斜面が、
自分の背中の側にも、
右にも、左にも、
広がっている。
正方形の土台の上に、
自分が立ち、
四方を、その斜面が
守ってくれている。
で、どうなる?
・・・
Aさんから押し寄せてくる、
負の感情のエネルギーは、
その斜面に当たって、
通り抜けるのでもなく、
はじき返されるのでもなく、
その斜面にそって、
上方に立ち昇っていきます、
まるで、暗雲が、
山脈の斜面に当たって、
上空へと導かれるように。
その、
上方へ導かれた
負の感情のエネルギーを、
Aさんの上にいて、
きっと、Aさんを見守り続けている、
Aさんのハイヤーセルフに、
送り返すのです、
そのようにイメージする、
ということです。
・・・
この段取りを、シンディは
spirit to spirit、
(スピリット・トゥ・スピリット)
と命名しています。
※このメルマガでは、仮に、
StS、と略記しましょう。
このシリーズの文脈で解釈するなら、
ハイヤーセルフからハイヤーセルフへ、
という意味になります。
自分のハイヤーセルフと
相手のハイヤーセルフとが、
コンタクトを取る、
という状況を指しています。
自分が、まず、
自分のハイヤーセルフとコンタクトを取り、
その状態で、
相手のハイヤーセルフへ、
相手の幸せを、
祈り、託す、
その文脈の中で、
相手の負のエネルギーを相手側に返し、
自分のエナジー・バウンダリーの
ダメージを、回避する、
ということです。
・・・
そんな・・・、
机上の空論のような・・・、
と思われるかもしれません。
確かに、これ、
初級編では、ないですね。
まずは、
自分のハイヤーセルフとの
コンタクトが実感できないと、
難しいです。
でも、それが、
実感できるようになると、
人間って、
こういうことが、
できるように、なれます。
いわば、
二次元の平面の世界しか
実感できない生物が、
三次元目の、高さの次元を
実感できた時、
まずは、自分自身を
俯瞰して見ることができ、
同時に、他の生物も、
俯瞰して見ることができる、
そんな例えが、
近いです。
その、高さの次元を
実感するために必要なこと、
それが、SQを上げる、
ということなのです。
・・・
この世で一番、
苦手な人、
嫌いな人、
恐い人、
許せない人、
自分のエナジー・バウンダリーを
ボロボロにする人、
その人にも、
ハイヤーセルフが、
ついている。
それが、実感できるとき、
対人関係は、
変わり始めます。
対人関係で地獄を見ている
PSMの方たち・・・、
ほんとうに救われるには、
その境地を目指すことを
おすすめします。
・・・
今回、ご紹介した
この「StS」が、
このシリーズの
ハイライトになります。
いますぐ、できなくても、
SQを上げる努力が、
そのような境地へと導いてくれるのだ、
という希望を、
お伝えしたかった、
ということです。
・・・
ちょっとしたことでも
影響を受けやすくて
困っている時、
Do:
StSの、一部だけでも、
できる範囲で、
チャレンジしてみる。
Don’t:
一回、やってみて
ぜんぜんわからなくて
落ちこむ。
※感じる、が苦手な方は、
独習はやりにくいかも知れません。
診察で相談してみて下さい。
(前回と同じ)
いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、
ぜひ一度、お問い合わせください。