胸腹式呼吸を活用したストレッチ:首
今回は、
胸腹式呼吸を活用したストレッチの2回目、
首です。
胸腹式呼吸については、こちら↓
ストレッチのための呼吸法:胸腹式呼吸の準備
ストレッチのための呼吸法:横隔膜を使いこなせ!
前回の、肩と背中のストレッチについては、こちら↓
胸腹式呼吸を活用したストレッチ:肩と背中
さっそく、取り組んでみましょう。
動作自体は、とても、簡単。
多くの方がすでに、経験があると思います。
頭に手をそえつつ、首を、
左右と、前後に、伸ばす動きです。
ポイントは、胸腹式呼吸で、
十分、胸郭を動かすこと。
まず、首を右に倒す動きから、やってみましょう。
<吸気>
ポイントは2つ。
一つは、胸郭が膨らむ時、
右上方に、頭も、首も、伸びるイメージを持つこと。右手は、添えるだけ。
もう一つは、
背中の肋骨が、まるで、翼を開くように、
伸びる頭と首に、引き上げられるようなイメージを持つこと。
<呼気>
ポイントは2つ。
一つは、胸郭がしぼむ時、
吸気で伸びた、頭と首の位置を、できるだけ、その高さに保ちつつ、
添えた手と腕の重さで、ぐーっと、
首を右に倒しこんでいく。
もう一つは、
吸気で「開いた」背中の肋骨を、
できるだけ「閉じる」イメージを持つこと。
これで、左の僧帽筋の上部が
ねこそぎ、ストレッチできます。
左の耳の付け根あたりから、
左の肩甲骨の下端あたりまで、
ぐーっと、いけます。
反対側も、同じ要領で、
やってみて下さい。
次は、首を前に倒す動きです。
<吸気>
ポイントは2つ。
一つは、胸郭が膨らむ時、
上方に、頭も、首も、伸びるイメージを持つこと。
両手は、添えるだけ。
もう一つは、
背中の肋骨が、まるで、翼を開くように、
伸びる頭と首に、引き上げられるようなイメージを持つこと。
<呼気>
ポイントは2つ。
一つは、胸郭がしぼむ時、
吸気で伸びた、頭と首の位置を、できるだけ、その高さに保ちつつ、
添えた手と腕の重さで、ぐーっと、
首を前方に倒しこんでいく。
このとき、猫背にならないで、
首だけを、折る感じです。
(ボディー君は、ちょっと、猫背です)
もう一つは、吸気で「開いた」背中の肋骨を、
できるだけ「閉じる」イメージを持つこと。
この動きも、僧帽筋がストレッチできます。
最後は、首を後ろに倒す動きです。
手と腕は使いません。
<吸気>
ポイントは2つ。
一つは、胸郭が膨らむ時、
後頭部を後ろにあずけ、
上方に、顎が伸びるイメージを持つこと。
もう一つは、
背中の肋骨が、まるで、翼を開くように、
伸びる顎に、引き上げられるようなイメージを持つこと。
<呼気>
ポイントは2つ。
一つは、胸郭がしぼむ時、
吸気で伸びた、顎の位置を、できるだけ、その高さに保つこと。
もう一つは、吸気で「開いた」、
背中の肋骨、そして、胸の肋骨を、
できるだけ「閉じる」イメージを持つこと。
まるで、顎を先端にした、
傘を閉じるような感覚、あるいは、
顎から吊された釣り鐘が、
重みで沈んでいく、そんな感じです。
首の全面の筋肉が、ぐーっと、伸びます。
さて、いかがでしょうか。
まとめは、前回と同じです。
Do:
胸腹式呼吸をしながら、
ストレッチの姿勢をとる。
Don’t:
息を止めたまま、
あるいは、痛みをこらえながら、
ストレッチの姿勢をとるだけ。
いかがでしたでしょうか?
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