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2020/10/26

エナジー・バウンダリー入門③:「スポンジ症候群」とは?



さて、今回も、
エナジー・バウンダリーのテーマが
続きます。

前回は、こちら↓

そこでは、
エナジー・バウンダリーが
うまく機能していない
パターンの一つとして、
「ストロー症候群」
紹介しました。

イメージとしては、
エナジー・バウンダリーに
「穴」が開いていて、
相手に吸い取られてしまう、
という感じでしたね。

今回は、二つ目、
「スポンジ症候群」をお伝えします。

イメージとしては、
エナジー・バウンダリーの
境界を作る作用が弱くて、
周囲のエネルギーを、
なんでもかんでも、
スポンジのように吸い取ってしまう、
という感じです。

・・・

周囲のエネルギーには、
いろいろなタイプがあります。

一番、分かりやすくて、
読者の方にも
きっと、多いと思われるのは、

相手の、
感じていること、
考えていること、
欲していること、
やり残していること、
などを、

そんなこと、
したくないのに、
どうすることもできず、
自分の中に、
取り込んでしまう、
という状況です。

相手の中で
起きていることなのに、

まるで、
自分の中で起きていて、
自分が対処しないとマズい、
という感覚を抱いてしまう。

典型は、
子どもの立場で、
父親や、母親のエネルギーを
スポンジのように
吸い取ってしまう、
というパターンです。

背景の事情には、

なんとか自分が
これ以上、怒られないようにしたい、
という場合や、

両親の不仲を
なんとか自分が取り持ちたい、
という場合など、
あり得ますね。

そんな経緯で、
スポンジ症候群になってしまうと、

成人後の対人関係で、
相手のちょっとした言動に、
ものすごく
影響を受けてしまう、
という結果になってしまいます。

皆さん、
身に覚えがあるのでは
ないでしょうか?

・・・

スポンジ症候群で
吸い取ってしまう
周囲のエネルギーには、
別のものも、あります。

いわゆる、
「霊感の強い方」
吸い取ってしまう、
オカルト的なエネルギーですね。

※オカルト的とは、
現在の科学で十分に説明のできない、
という程度の意味です。

実際、
診察でお会いしている方の中にも、

誰だかわからないが、
いつも、自宅の特定の場所に
おじいちゃんがいる(と感じる)
という方、おられます。

はたまた、
小椋が尊敬する、
心理療法家のミンデルが主宰する
ワークショップに参加した時、

ミンデルが、急に話をやめると、
雷が鳴りました。

彼は、
そのような気候の変化や地震など、
その予兆を察知できるようです。

そこまでのレベルでなくとも、
例えば、気圧の変化で
体調を崩される方、
多いですよね。

これも、
スポンジ症候群に含めて
よいでしょう。

さらに、
特定の場所が、
理由はわからないが、
とても嫌な感じがする、
という方もおられます。

その特定の場所が放つ、
何らかのエネルギーを吸収して、
その処理に困ってしまう、
という状況ですね。

その場所が、
トラウマと関連する場所だったりすると、
現在の臨床心理学で
それなりに、説明できますが、
そんな関連がぜんぜん、
思い当たらない場合も、多い。

つまり、
スポンジ症候群が
吸い取ってしまう
周囲のエネルギーには、

実際の
目の前の人間以外にも、

霊的な存在や、
自然現象、
特定の場所が与える
エネルギーなども、
含まれるわけです。

・・・

ちょっとしたことでも
影響を受けやすくて
困っている時、

Do: 
自分はスポンジ症候群かどうか
チェックしてみる。

Don’t: 
目に見えない物は信じられないと、
療養に役立つかも知れない
エナジー・バウンダリーという
考え方を、捨ててしまう。
(前回と同じ)

いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、 
ぜひ一度、お問い合わせください。