2020/12/07
エナジー・バウンダリー入門⑨:負の感情を手放す
さて、今回も、
エナジー・バウンダリーのテーマが
続きます。
前回は、こちら↓
エナジー・バウンダリーを修復する、
具体的な方法を、
5つのステップに分割して、
その概要をお伝えしました。
その5つとは、
1:負の感情を手放す
2:過去の意念を手放す
3:新しい意念の設定
4:転んでも起き上がる
5:新しい意念を維持する
でしたね。
今回は、まずは、
1:負の感情を手放す、
について、お伝えします。
・・・
負の感情は、
エナジー・バウンダリーに
ダメージを与える
大きな一因です。
だから、
エナジー・バウンダリーを修復するために、
自分が受けたトラウマに関連する
負の感情を手放すことは、
間違いなく、必須です。
でも、なぜ、これが、いきなり、
最初のステップなのでしょうか、
ハードル、高そうなのに?
ハードルが高いからこそ、
最初のステップで
テーマとして挙げてあるんだな、
という理解がよいと思います。
(だから、最終目標でもある)
そして、この時点では、
「手放す」という中身を、
トラウマに関連する
負の感情の「全貌を自覚して」、
それを手放す「決意」をする、
というイメージでよいです。
そして、不思議なことですが、
「全貌を自覚する」ということができると、
手放せそうな気が、なぜだか
してくるようです。
なので、以下に、
「全貌を自覚する」ための
コツを、3つ、
お伝えしますね。
※こんなことまでは、シンディは
教えてくれてはいませんが(苦笑)
・・・
一つは、
「最初の負の感情」と
「後からの負の感情」とを
区別してみよう、
という提案です。
例を挙げて、
説明しますね。
両親の不仲を見続けて、
10代から
ワーカホリック症候群に
なっていた方の場合、
両親の不仲を目撃するたびに、
恐い、不安、悲しい・・・
などの感情を抱いた、
これが「最初の負の感情」。
原風景、とも言えますね。
それを感じたくないために、
「私は争い事を避けるためには
なんでもする」という
意念を抱いて、
それに従って行動するたびに、
(それが、ワーカホリック症候群だが)
うまくいくかどうかの不安、
うまくいかない時のイライラ、
自分はダメだなどの自責感、
何も協力しない妹への怒り・・・
これが「後からの負の感情」。
いわば、二次障害、という感じです。
この二種類が、もう、
わけがわからなくなっている場合も
多いです。
そこを、
分別してみる努力を
提案します。
意念を抱く、
前と、後、というイメージです。
すると、次のステップ2の
準備にもなります。
・・・
もう一つは、
負の感情とは、結局、
何かに対する攻撃の感情だ、
という理解をおすすめします。
誰かに対する怒りは、
まさに、相手に対する攻撃ですが、
自分が悪い、という罪悪感、
自分は恥ずべき存在だ、という羞恥、
などは、
まさに、自分に対する攻撃ですよね。
そしてポイントは、
この二つが、状況次第で
コロコロ入れ替わることがある、という点です。
ほんとうは、相手を攻撃したいところを
それができないので、自分を攻撃する、
無自覚のまま、というパターン、多いです。
逆も、しかり。
(ほんとうは、自分を責めるべきなのに、
それをなかったことにして相手を責める)
こんな観点を持ってしまうと、
もう、わけがわからなくなりますよね(苦笑)
結局、世の中、
誰が悪いわけでもなく、理不尽なだけか?!
誰を攻撃すればいいんだ?
天を仰いで、わーっと
絶叫したくなりそう・・・。
(誰を攻撃してよいかわからない状態が、
不安という感情だ、とも言えます)
(だから、不安を回避するために、
まだしも、自分を攻撃した方が、
楽なのだ、とも言えます)
このように、深掘りすると、
ダメージの全貌が、
よりよく見えてきます。
・・・
最後、三つ目ですが、
いろいろな感情を抱く自分を
許す、という感覚です。
親に対して
こんな感情を抱くのはよくない・・・、
お世話になった方に
こんな感情を抱くのはよくない・・・、
自分の子どもなのに、
こんな感情を抱くのはよくない・・・、
という倫理観から、
その感情をなかったことにしていると、
結局、自分を攻撃する感情に
そのエネルギーが
化けてしまいます。
自分を責める感情が強い方は、
ほんとうは、誰かを、
ものすごく攻撃する感情を
押し殺しているのではないか、と
こころの奥を、
探ってみて下さい、
そして、そんな自分で、
しょうがない、OK、
という感覚ですね。
・・・
ちょっとしたことでも
影響を受けやすくて
困っている時、
Do:
自分が受けたトラウマに関連する
負の感情の
「全貌を自覚する」ことに
取り組んでみる。
Don’t:
負の感情に向き合う時期が
まだ来ていないのに、
無理をしてしんどくなる。
※皆さん、それぞれ
取り組む時期があります。
ちょっと、キツそうと思ったら、
時期を待って下さい。
いかがでしたでしょうか?
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