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2019/10/05

何もしないことに耐えられないあなたへ⑨:白い柴犬の教え



さて、
何もしないことに耐える、
というテーマが
8回(も?!)続きましたが、
今回が、ラストです。

シリーズの全体を
まとめましょう。

・・・

なぜ、このテーマに、
小椋は、
こんなにこだわるのか?

だって、
それが、できれば、
ほとんどの精神疾患は、
治るから。

うつ病の方は、
早く治る。

躁うつ病の方は、
躁状態にならずにすむ。

統合失調症の方は、
幻聴や被害妄想を
悪化させずにすむ。

パニック障害の方は、
パニック発作を
悪化させずにすむ、
というよりも、
発作自体が起きなくなる。

強迫性障害の方は、
確認行為を
しなくてもすむ。

摂食障害の方は、
体重が気にならなくなり、
過食しなくてもすむ。

赤面恐怖の方は、
赤面する自分を
受け入れることができ、
結果的に、逆説的に、
赤面せずにすむ。

不眠の方は、
スッと眠れるようになる。

なぜか?

それらの精神疾患の
病状の中心部で、

「考える」が
暴走しているから。

暴走していると、
「動く」を使って
「悪あがき」をしたくて
たまらなくなるのです。

その結果、
それらの精神疾患に
苦しむ方は、みな、

何もしないことに、
耐えられない方たちばかり、
となります。

だから、
何もしないことに
耐えられるようになると、
病状は、
収まっていくのです。

・・・

エックハルト・トールの本、
パワー・オブ・ナウを
導きの糸として、

どうやったら、
何もしないことに
耐えられるようになるのか、
具体案をお伝えしてきました。

まずは、
観察者の私」を
呼び起こす。

あーあ、また、
「考える」が
暴走してるよね〜、と

自分自身にツッコミが
入れられるようになる。

そして、その次は、
その「観察者の私」が、

「考える」が暴走している、
その真っ最中でも、

静かにいのちの
営みを続けている、
自分のからだ、その感覚に、

注意を向けることが
できるようになる。

その結果、
「考える」の暴走は、
徐々に収まっていくのですが、

最後のコツは、

「考える」が停止するその状態は、
死に匹敵するほど恐ろしいものだ、
という「信じる」を、
修正することでした。

それには、
逃げることも、
変えることもできない現実には、
サレンダーするしかない
(服従するしかない)
という覚悟を持つ、
ということが必要でした。

でも、
そのサレンダーの状態は、
決して苦行のようなものではなく、
エックハルトのレベルに達するなら、
至福の感覚にまで至るものだ、
ということでしたね。

つまり、この、
「考える」の暴走が止まり、
「悪あがき」の苦悩から解放される体験、
それをもたらすものが、
パワー・オブ・ナウ
ということになります。

・・・

クリニックの近所の
お茶屋さんの勝手口に、

いつも、白い柴犬が、
首だけ突き出して、
日向ぼっこをしています。

寝ているわけではなく、
眼は開けていて、
通りを過ぎる車をチラッと
見たりはしますが、

まさに、終日、
何もしていない状態、
ですね。

木立や、古い塀、
風鈴や、アスファルトの道路など、
それらの町の風景の、
完全なる一部となって、
フィットしています。

これ、
サレンダー状態、です。

・・・

人間は、
「考える」という
機能を装備することで、

他の生物種では実現しえない、
文明を生み出すことが
できています。

穀物の種を来年まで保管し、
来年に、また蒔く、
という計画を抱き、
農業として実現すること、

ポットに沸くお湯を見て、
動力源として利用する
という計画を抱き、
蒸気機関として実現すること、

いずれも、
「考える」という機能なくしては、
達成できません。

しかし、
「考える」という機能は、
万能では、ありません、
当たり前ですが…。

どんなに考えても、
過去を変えることは
できません。

どんなに考えても、
未来を完全に予測することは
できません。

でも、
「考える」という機能が、
あまりにも、この星の上で、
圧倒的な成果を上げているせいか、

あるいは、
「考える」という機能の「取説」を、
誰からもちゃんと教わらないで
みな、成人になるせいか…、

人間は、
「考える」という機能を、
その適切な利用の範囲を超えて、

乱用し、その結果、
暴走させ、その結果、
自分の首を絞め、その結果、
精神疾患を生んでいる、
と言わざるを得ません。

文明の代償、
なのかもしれません。

・・・

でも、
「取説」はあります、
我田引水ですが、
認知リテラシーが、それです。

そして、
「考える」という機能を
適切な範囲で利用できれば、

私たち、人間も、あの、
お茶屋さんの勝手口の犬のように、
この星の環境に、
違和感なくフィットし、
もっと楽に、
生きることが、
できるのです。

つまり、
本当は、
何もしなくていい時や、
結局、
何をしてもダメな時は、

何もしないことに耐えられる、
そんな生命体として、
生きることが、
できるのです。

・・・

何もしないことに
耐えられない時、

Do:
まずは、
何もしないことに
耐えられる人や
(エックハルト・トール)
耐えられる生き物が
(白い柴犬)
いることを思い出す。

Don’t:
周囲の人間が誰も、
何もしないことに耐えられず
動き回っているからと言って、
自分もそうあるべきだと
思い込む。

いかがでしたでしょうか?
同じ悩みをお持ちの方は、 
ぜひ一度、お問い合わせください。