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2020/04/25

スピリチュアル・リテラシー入門⑬:御所の大木



さて、
スピリチュアル・リテラシー入門の
13回目です。

前回は、こちら↓

そこでは、
自分なりのフローの状態
見つけようとして、

自分にとっての
高いパフォーマンスとは
何かを設定する時、

自分のSQを、
わずかでも上げる効果がある、
自分の認知や行動の変化である、
と設定しよう、

具体的には、
感情リテラシー
認知リテラシーのスキルの向上だ、

とお伝えしました。

今回は、予告通り、
メルマガの読者の方からの
体験報告をシェアする中で、

SQ21のNo.11
宇宙を司る超越的な何ものかを体験する
に関するまとめに、
取り組んでみましょう。

※シェアについては
ご本人、了承済み。
Aさん(40代、女性)と
仮称します。
段落付けと
字句の若干の修正以外は、
原文のままです。

・・・

コロナ騒動で
なんとなく落ち着かない、
気が滅入る中、3月のある日、
吸い込まれるように、
京都御所に入りました。

広い道、松や桜の大木、
遠くの山、それらに囲まれていると、
なんともいえない
安心感・落ち着く感じに
満たされました。

ベンチに腰掛け、
通り抜けていく心地よい風に吹かれながら、
木々を眺めていると、
なんだか、自分も
そこに生えている木の一本に
なったような気がし、

何百年も変わらず
そこにある大地と一体化し、
エネルギーをもらい、
さらに落ち着き、
呼吸がしやすくなる感じもしました。

メルマガに書かれているような、
そこと一体化することで、
パフォーマンスが「上がる」
というほどの状態ではないのですが、

少なくとも、
マイナスの状態から0には
回復できるように思います。

もともと、
山と田んぼに囲まれた田舎育ちで、
休みごとに帰省するところも
さらに田舎、という環境で
長らく過ごしていたことがあり、

家庭環境が落ち着かない時も、
自分の心が落ち着かない時も、

山や田んぼに行き、
自然の匂いを嗅ぐことで、
落ち着くことが
できていたのかもしれません。

私の今の不安は、
コロナによって、
日常生活の中で
当たり前だったことが
そうでなくなる不安、
だと思うのですが、

これは、幼少期に、
母から、母と父の不和を
突然聞かされたときの衝撃、
と重なるのです

そして、子供ながらに、
母をなんとか助けたい、
母を助ければ、
もとの平穏な生活に戻れる、
という思いから、
不安な中、
自分にそんなことができるわけないのに、
そして、そんなことしても
元に戻るわけがないのに、
なにが正しいのかも判断できず、
無我夢中で助けようとしていた
今も、それと同じことが
起こっているように思うのです。

その頃の体験が無意識にあり、
現在の御所通いセラピーに
なっているように思います。

私が御所の大木や自然によって
安定・安心するのは、
それらは、

私の力ではどうすることもできない、
私が何かしてあげられるような
小さな存在ではない、と、
無意識に認知しているから
なのかもしれません。

私が不安になると、
誰かを助けたいと、
なぜか思ってしまい、
その思いに基づく行動を取って
よけいに自分の感情が
揺らいでしまうのですが、

(御所の大木や自然が相手だと)
(それを助けたい、という思いがわかずにすみ)
自分の感情が
安定するのかもしれません。

・・・

Aさん、
等身大のリアルな体験報告、
ありがとうございます。

読者の皆さんは、
どんな印象を
お持ちになりましたか?

そうだな、
これだったら、
自分にもできるかも・・・

という印象をもって頂けると、
このシリーズに延々と
お付き合い頂いている
甲斐があるのですが・・・。

・・・

Aさんの、御所での体験は
Aさんなりの
フローの状態、ですね。

御所の自然、
という「周囲」に
入り込むことで、

不安、という感情を
自己コントロールし、
感情リテラシーのスキルが
向上しているから。

確かに、
Aさんの体験は、

SQ21の、No.11、
「宇宙を司る超越的な何ものかを体験する」
という体験、そのもの
では、ありません。

でも、その体験に向かう、
小さいが、でも
大きな一歩であることは
保証できます。

なぜなら、
エゴを手放して、
ハイヤー・セルフ
コンタクトを取ろうとする、
その動きに身を委ねているから。

エゴ:自己中心的な自分
ハイヤー・セルフ:自己中心的ではない自分、
でしたね。

そのあたりの事情を
お伝えすることで、
まとめとしましょう。

・・・

Aさんの、
この場合のエゴとは、

不安という感情を
人とかかわることで
解消しようとする対処法、
と言えます。

もちろん、
それが有効な場合も多いですが、
時に、逆に、
感情が揺れてしまい
悪循環にもなる。

そのエゴを、
手放す、

御所の自然に
向き合うことで。

そして、
(というか同時に)

自分が、
何百年も存在し続けている自然と
交流しはじめる。

ここが、
フロー、なんです。

もちろん、まだ、
これが、ハイヤー・セルフだ!
という発見には至りませんが、

この、
自然との交流の体験を
積み重ねる、その先に、
必ず、Aさんには
見えてくるでしょう。

・・・

Aさんの場合、
信頼できて、
そこに入りこんでいける
「周囲」とは、
御所の自然だったわけですが、

これって、
このシリーズの11回目で整理した、
自分が信頼できるものの、
いつくかのパターン、

・美なのか、
・解決の予感なのか、
・裏切られないという直観なのか、
・実績なのか、
・腑に落ちる物語なのか、
・自己コントロールの可能性なのか、

この中の、
何に、なるのでしょうか?

たぶん、
実績、なんでしょうね。

幼少期からの、
自然との交流の中で得た、
自分の中での、実績、
ということですね。

そこには、
いままで、裏切られなかった、
という直感も、あるでしょう。

、ということも
あるかもしれません。

・・・

さて、

人は死んだら
無になるという見方で
苦しんでいて、

SQ21の
・No.11「宇宙を司る超越的な何ものかを体験する」
に取り組むため、

自分なりのフローの状態を
見つけようとする時、

Do: 
いつもの自分の対処法
(エゴ)を手放し、
自分を超えたもの
(ハイヤー・セルフ)と交流する、
フローの体験を積み重ねると、
その先に、
SQ21のNo.11の体験があると
信じ、
それが、
感情コントロール不全と
マイナス思考による苦しみの
本質的な解決策だと、
信じて、実行する。

Don’t: 
フローの状態など、
いまの自分の苦しみに
何の役にも立たないと
速断する。

いかがでしたでしょうか?
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